3月28日(土) 詩編120編
苦難の中から主を呼ぶと
主はわたしに答えてくださった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』詩編 120編1節
もっとも長い119編に続いて「都に上る歌」という表題が付けられた15の詩編がまとめられています。これらは「巡礼の歌、巡礼歌集」と呼ばれます。120編は、その「巡礼歌集」の最初に置かれていますが、この詩編には、直接的に巡礼を示唆する言葉はありません。
詩人は、「苦難の中から主を呼ぶ」と告白し、主が応えてくださったと証言します。彼は、自分を傷つける「偽って語る唇」「欺いて語る舌」からの救いを求め、さらに周囲の人びとが争いを好み、私が平和を語りかければ彼らは戦いを求めると主に向かって嘆き、助けを求めます。神を知らず、神に背いて生きる人びとの中で詩人は神に依り頼みます。
今置かれた苦しみ、平和の失われた状況の中でも、神から遠く離れていると思わされるような環境の中でも、祈りを聞いてくださる主に答えていただくために、心を主へと向ける。この詩編が「巡礼の歌」とされているのは、まさにそのような信仰が表れているからでしょう。
私たちも日毎に主に向かう旅を続けます。それは、主の日から主の日に向かって、救い主イエス・キリストの十字架を見上げつつの旅です。神に、主キリストに信頼して、信仰の旅路を続けていきましょう。
【祈り】
主よ、あなたに信頼して、信仰の旅路を歩ませてください。苦難の時、わたしの魂を平和へと導いてください。








