3月7日(土) 詩編117編
すべての国よ、主を賛美せよ。
すべての民よ、主をほめたたえよ。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』詩編 117編1節
この117編は、2節しかなく、150の詩編の中でもっとも短い詩編です。113編から118編までの「ハレル詩編」に含まれ、ユダヤ教の祭り、特に過越祭で歌われる賛美の歌でもありました。主イエスも、最後の晩餐の後に、弟子たちとこれらを歌ったであろうと想像します。
この詩編は二つのことを歌っています。一つは、すべての国、すべての民に対して、つまり、神の民イスラエルだけではなく、異邦人に対しても賛美を呼びかけています。聖書の神、まことの神への信仰が、イスラエルだけではなく、全世界に広がるべきだという神のご計画が、ここには反映されています。このような思いは、後のキリスト教会の福音宣教の広がりにもつながっています。
もう一つは、主なる神の「慈しみとまこと」をほめたたえる信仰者の感謝の告白です。慈しみとまことに基づく神の救いの働き、それを知るからこそ、信仰者は、心からの感謝と賛美を神にささげるのです。
そのように短いながらも力強いメッセージを持つ詩編ですので、ジュネーブ詩編歌の117編を礼拝の中の「頌栄」として用いている教会もあります。この詩編をどのように用いるにしても、同じ信仰の思いに立ちつつ、共に主を賛美しましょう。
【祈り】
神よ、全世界にキリストの福音が広がり、すべての人が、あなたの慈しみとまことをほめたたえますように。









