リジョイス聖書日課

サムエル上19章 人知を超えて働かれる憐れみ深い神

放送日
2025年11月20日(木)
お話し
小川洋(高松教会牧師)

11月20日(木) サムエル上19章

彼の上にも神の霊が降り、…着物を脱ぎ捨て、預言する状態になったまま、その日は一昼夜、サムエルの前に裸のままで倒れていた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記上19章23-24節

 父サウルを説得する子ヨナタン。友ヨナタンと友情を深めながら、王サウルに真摯に仕えるダビデ。悪霊により、猜疑と妬みを深めて殺意を持つサウル。父サウルと夫ダビデの間で葛藤しながらも、偶像テラフィムを手離さず、結局わが身を守るミカル。預言者集団を導きながら、しかし、ダビデへの力強い助言も、サウルへの研ぎ澄まされた叱咤もない預言者サムエル。死すべき人間の思いが交錯する中で、自ら油を注いだことに忠実に責任を負われる神、その神の慈しみだけが際立っています。

 神はダビデを愛し守られます。しかし、かつて油を注がれたサウルにも、確かに神のまなざしが注がれています。「主からの悪霊がサウルに降った」(9節)とあるように、神は悪霊にサウルを試すことを許されました。そして、今ダビデが身をよせるサムエルのもとにサウルが向かうときに、「彼の上にも神の霊が降り、彼は預言する状態になった」のです。どうして神は、王として退けたサウルにここまで関わられるのでしょうか。神は、ご自身がかつて油注いだサウルへの慈しみを消すことのできない、憐れみの主だからです。神がサウルを王として退けられても、神の愛が消えることはありません。悪霊の誘惑に負けず、試練を乗り越えることを切に願っておられるのです。

 【祈り】

 自分に固執する思いを捨て、ただ神のみを仰ぐことができますように。

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