5月12日(月) ヨシュア記24章
「今、あなたたちが住んでいる土地の…神々でも、仕えたいと思うものを、今日、自分で選びなさい。ただし、わたしとわたしの家は主に仕えます。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨシュア記24章15節
全部族がシケムに集められます。神の前で契約を結ぶためです。それに先立ち、ヨシュアは契約の主である神の恵みの歴史を振り返ります。アブラハムから始めて、出エジプト、荒れ野の旅、ヨルダン川の向こうでの勝利、カナンの地での勝利の歴史です。勝利の理由は、神の民の立派さではありません。ただ神が契約に真実であられたからです。
それにしても、なぜヨシュアは「わたしとわたしの家は主に仕えます」と宣言したのでしょうか。それは、異教的な生き方に直ぐに心をひかれ、主からの恵みを数えることに乏しい民と見抜いていたからです。民は「主を捨てて、ほかの神々に仕えることなど、するはずがありません」と宣言しますが、ヨシュアは、あなたがたの中にある異国の神々を取り除きなさい、と訴えるのです。老齢のヨシュアから三度迫られ、民は三度誓いました(16、21、24節)。私たちは主に仕えます、と。
ペトロが「あなたはわたしを愛するか」と、愛する主イエスからやはり三度問われたことを思い出します。何もかもご存じの主です。弱さと欠けと罪深さもご存じです。そのペトロが「わたしに従いなさい」と召されました(ヨハ21章19節)。神の栄光を現わす歩みへと導かれたのです。
【祈り】
主よ、わたしとわたしの家族も、主にお従いしたいです。聖霊を注いでください。