3月12日(水) 申命記32章
主は岩、その御業は完全で、その道はことごとく正しい。真実の神で偽りなく、正しくてまっすぐな方。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記32章4節
申命記32章は、神が信頼に値するお方であることを強調し、イスラエルの民に対して歌のかたちで警告を与えています。モーセは、神の偉大さと彼らが経験した恵みを思い起こさせ、神から背を向けることの危険性を訴えています。
「主は岩、その御業は完全で、その道はことごとく正しい」という御言葉は、神の信頼性を強調しています。私たちも神の御業の中で日々の恵みを受けていますが、時間が経つにつれてそのことを忘れてしまいがちです。神が私たちの人生にどれほど真実であってくださったかを再認識することが大切です。
また、この章は、警告の側面も持っています。イスラエルの民が神の祝福を豊かに受けながら、他の神々に心を寄せてしまったことを思い起こさせます。私たちも、日常生活の中で神を忘れ、さまざまなものに心を奪われることがあります。この章を通して、私たちは信仰を持ち続けることが求められています。
試練や困難に直面しても、神の約束は揺るがないことを心に留めることが大切です。神との関係を深め、神が共にいてくださることを忘れず、日々の選択において神の声に耳を傾けましょう。
【祈り】
主よ、あなたこそ信頼できるお方です。どうか、私たちの心をあなたに向けさせ、御言葉に従う力をお与えください。