リジョイス聖書日課

私たちの信仰を支える神の誓約

聖書日課
2025年2月28日(金)
お話し
弓矢健児牧師

2月28日(金) 申命記26章

主もまた、今日、あなたに誓約された。「既に約束したとおり、あなたは宝の民となり、すべての戒めを守るであろう。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記26章18節

26章16〜19節には、神に対するイスラエルの信仰の誓約と、イスラエルに対する神の約束の誓約が述べられています。

 16、17節では、神の掟と法を忠実に守り、御声に聞き従うという、神に対するイスラエルの誓約が告白されています。他方、18、19節では、神のイスラエルに対する誓約が語られています。その誓約とは、神はイスラエルを宝の民とし、主の戒めを守る者としてくださること、そして、他のすべての民に勝って賛美と名声と誉れが与えられ、主の聖なる民とされるということです。

 申命記では、イスラエルの民が守り、行うべきさまざまな神の掟と法が命じられています。しかし、神はただ一方的に命じられるのではありません。神もまた、民に恵みと救いを与えること、彼らを神のすべての戒めを守る宝の民、聖なる民とすることを誓約してくださっているのです。そして今や、御子イエス・キリストにあって、主イエスを信じるすべての者が神の宝の民とされました。

 私たちが神の律法への服従に生きることができるのは、神ご自身が、私たちに恵みを約束し、誓約を果たしてくださったからです。この神の誓約に支えられて、私たちは神の御声に聞き従って生きるのです。

 【祈り】 どうか私たちが、神の宝の民として、喜んで御声に聞き従って生きることができますように。