櫻井良一(東川口教会牧師)
メッセージ: ひとりぼっちにはしない
ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
あるドラマの主人公が語った言葉です。子どものころ、父が急病で病院に入院した。その時、父の元に、たくさんのお見舞客がやって来たのを見て「お父さんはすごい」と思った。最近、定年退職をした父が、入院することになった。ところが、父の元には、誰も訪ねて来る人はいない。そのときわかった。あのとき、父の元に見舞いに来た人たちは、父ではなく、「会社の部長」と言う役目を持った人のところにやって来た、と言うことを…。
このドラマの主人公の父親のように、私たちは、いろんな場所で、様々な役割を担って生きています。会社や家庭、教会でもそうかも知れません。しかし、私たちの人生に何かが起こって、その役割を私たちが果たすことができなくなってしまったら、どうなってしまうでしょうか。私たちの周りに集まっていた人たちも、私たちのもとから離れていくかも知れません。
自分が誰からも必要とされなくなれば、私たちは、一人ぼっちになる可能性があります。だから、私たちは、そんなときがやって来ることを恐れながら生きているのです。
しかし、聖書は、そんなときになっても、私たちから決して離れることがない方がおられると教えています。それが、私たちの主イエス・キリストです。イエス様は、私たちが生きるときも死ぬときも、私たちから決して離れることがない、ただお一人のお方だからです。
イエス・キリストの言葉「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。」ヨハネによる福音書14章18節です。