長田詠喜(新所沢教会牧師)
メッセージ: 祈りは神と人のつながり
おはようございます。ご機嫌いかがでしょうか。新所沢教会の牧師、長田です。
昨日は、教会の礼拝はおもに牧師のお話を聞きます、と申しました。とはいえ、実際の礼拝では、他にももっと色々なことをいたします。その一つが「お祈り」です。
お祈りというと、神様に願い事を聞いてもらったり、悪いものを追い払ってもらったりすることを連想するかもしれません。けれども、キリスト教会のお祈りは、そうではありません。教会のお祈りは、神様と私たちとの対話です。神様への感謝や私たちの思いを神様に語る。神様は、それを聞いてくださいます。私たちは、神様の気持ちを思い計りながら祈りますから、時には、神様の思いに気付くこともあります。だから一方的に話すのではなく、対話なのです。
それだけではありません。礼拝で私たちは、一人ではなく、みんなで祈ります。ただ一人だけで神様と話すのではなく、ほかのみんなと一緒に話すのです。その結果、神様とだけではなく、ほかの人とも心を合わせることができるのです。みんなで心を揃え、みんなで自分たちの心を神様に委ねる。それが祈りなのです。
聖書の言葉を読みます。
「民よ、どのような時にも神に信頼し 御前に心を注ぎ出せ。神はわたしたちの避けどころ。」(詩編62:9)