あさのことば

人間の死と戦われた方

放送日
2017年4月25日(火)
お話し
櫻井良一(東川口教会牧師)

櫻井良一(東川口教会牧師)

メッセージ: 人間の死と戦われた方

 ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
 私たち人間は、自分の人生に必ず訪れる死と言う現実に対して、何も出来ない無力な存在であるかもしれません。いくら医療技術が発達しても、それはほんのわずか、私たちのこの地上での命の時間を引き延ばすことしかできません。だから私たちは自分の死を恐れています。そして身近な者の死に直面すればうろたえて、悲しむことしかできない者たちなのです。

 ところが聖書を読んでみると、私たちの主イエスは人間の死と言う現実の前で意外な感情を表されていることが記録されています。イエスはあるとき自分が愛していた一人の男性の死に直面しました。そのときイエスは人々が悲しむ姿を目撃し、またその男性の墓の前に立ったとき「こころに憤りを覚え」られたと言っているのです。この「憤り」は「怒り」に近い感情だと考えられています。

 このとき、イエスは人間を苦しめ続ける死と言う現実に対して、強い怒りを覚えられたのです。なぜなら、イエスは私たち人間を苦しめる死と戦い、その死に勝利するためにこの地上に来て下さった方だからです。イエスの怒りは、この死と戦う者が抱く当然の感情だったのです。
 そしてイエスはこの死に勝利され、甦られました。イエスを信じる者がイエスの勝利にあずかり、永遠の命に生きるために…。

 聖書の言葉
 「イエスは、再び心に憤りを覚えて、墓に来られた。墓は洞穴で、石でふさがれていた。」
 ヨハネによる福音書11章38節

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