野島邦夫(国立聖書教会牧師)
メッセージ: キリスト教への招き 2.真の神へ
いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。
使徒パウロも現代の牧師のように、クリスチャンに向けての説教以外に、キリスト教信仰に招くための入門説教をしました。
どのような内容だったのか。彼はまず、「生ける真の神に、偶像から離れて立ちかえり、仕えなさい」という趣旨のことを語ったようです。
驚くべきことに、キリスト教の説教ですが、イエス・キリストから話を始めません。この世界と人間を創造された唯一人の神から話を始めます。いわば、新約聖書の話をするのに旧約聖書から始める、これは何故でしょうか?
旧約聖書の主人公である創造者・神をよく知らなくては、キリストが正しく理解できないからです。キリストは人の救いのために人となられた神。神であり、同時に人であるお方です。
日本で、これをまず言ったら、どう受け取られるでしょうか。人が死ねば神仏になり、死者の魂がある時節、一時家族のもとに帰ってくる、と信じられている土地です。キリストもそれに重ね合わせて理解されるでしょう。
それでは、キリストがわかりません、キリストの救いがわかりません。
神と人の間には、創造者と被造物、更に、人は神との命の交わりを失っている、と二重の断絶があります。
この命の交わりを回復するため、創造者が人になられたのがキリストです。神と人との断絶を理解するために、旧約聖書から話を始めなくてはなりません。
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