あさのことば

神が与えた人間の尊厳

放送日
2015年8月18日(火)
お話し
山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 神が与えた人間の尊厳

 いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。

 争いごとの決着を何によってつけるのか、愚かである人間は、相手を力で制圧することによってそれを実現しようと安易に考えがちです。たとえば、戦争の決着をゲームで決めましょうと言って、それに納得する人はいません。なんだかんだ言っても、結局は暴力で相手を抑え込むところまでやらないと、人は満足いかないようです。ほんとうに愚かな話です。

 ところで、イエス・キリストは、「殺してはならない」という十戒の掟に関して、実際に殺してはいなくても、人に対して腹を立てたり、愚か者、とののしったりするだけでも、この戒めに触れることになると教えられました。キリストのおっしゃることは、多少大げさな表現かもしれません。しかし、そうまでして教えたかったことは、神の与えてくださった人間の尊厳の問題です。

 かつて神は殺人の罪について「人の血を流す者は人によって自分の血を流される。人は神にかたどって造られたからだ。」とおっしゃいました(創世記9:6)。
 言い換えれば、人には「神のかたち」に造られたという冒すことのできない尊厳があるということです。そうであれば、命はもちろんのこと、その人格さえ尊ばなければならないのです。まして、争いごとの決着に他人の命を求めることなど許されるはずもありません。

 今日の言葉…「しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける」マタイによる福音書5章22節

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