山下正雄 （ラジオ牧師）
メッセージ： 神の国は近づいた（マルコ1:14）
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス･キリストはこんなことをおっしゃいました。
「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」（マルコ1:14）
これはイエス･キリストが最初に宣べ伝えた言葉です。そこには三つの要素があります。
第一の要素は、「時が満ちた」ということです。コップに水が注がれて、やがていっぱいになって溢れるように、神が約束なさっていたその時が、今まさに溢れんばかりに満たされようとしているのです。遠い未来のことでもない、ずっと昔の過去でもない、今まさにその時が来ているのです。
第二の要素は「神の国が近づいた」ということです。キリストが語って下さったたくさんのたとえ話は、ほとんど神の国に関わることです。神の国とは神がまことの王として世界を支配してくださることです。その神の永遠の支配がキリスト共に今まさに始まろうとしているのです。
第三の要素は「悔い改めて福音を信じること」です。神の国の到来を前にして、わたしたち人間にできることは、一人一人が神を神として崇めなかった罪を認めて、神が差し出してくださった和解の福音を信じることです。福音とは良い知らせです。罪の赦しと和解とが差し出されている今のこの機会を逃さないようにとキリストはわたしたちに真剣に呼びかけているのです。
それではきょうもあなたの上に主イエス･キリストの恵みが豊かにありますように。
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