あさのことば

「罪人のかしら」

放送日
2005年10月19日(水)
お話し
立石章三(横浜中央教会牧師)

立石章三(横浜中央教会牧師)

メッセージ: 「罪人のかしら」

 お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。

 さて外国人がとても不思議に思うのが将棋です。西洋のチェスは相手の駒を取っても、それを自分の駒として使えませんが、将棋の世界では、相手の駒を取ると、今度は自分の駒として使えるのです。おまけに相手の陣地内では成金となり、ゲームは一層複雑になります。相手の飛車や角でも取ったら、ゲームはほぼ決まってしまいます。最も強い敵の武将が自分の味方になるのですから、こんな有利なことはありません。

 パウロは、学歴、家柄、熱心さ、どれを取っても、ユダヤ教側で最大の力を持った人物でした。パウロはクリスチャンたちを迫害し、次々と逮捕して牢にぶち込んでいました。そんなパウロをキリストは、ねじ伏せるようにして自分の弟子に作り替えてしまったのです。ユダヤ教側の飛車角だったパウロがキリストの手先となったのです。

 パウロは自分を罪人のかしらと呼びます。知らずにやったこととは言え、クリスチャンたちを迫害して神を冒涜したからです。しかしそんなパウロがキリストの弟子となり、さらに使徒となってキリストの宣伝をする者になってしまったのです。敵も味方もみな、あぜんとしてしまったことでしょう。

 なぜそんなことが起こったのか。パウロはこう言います。「私が、この方を信じて永遠の命を得ようとしている人々の手本となるためでした」。そうです。パウロのようなあれほどの罪人が救われたからには、普通の悪人である私たちが救われるのは当然ではないのか。パウロはそう言いたいのです。

 私たちもクリスチャンになれます。ただの歩兵に過ぎなかった私たちは、キリストに捕まって、みんな「金」になるのです。そしてこの世に再び派遣され、キリストの敵と戦い、勝利をおさめることができるようにされたのです。

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