神の国とはからし種のようなもの | マルコによる福音書 4章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

マルコによる福音書 4章

「神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。それは、からし種のようなものである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マルコによる福音書 4章30節~31節

神の国とはからし種のようなもの

主イエスは弟子たちに神の国についてたとえを用いて話されました。この直前の箇所では、人が知らぬ間に成長する種のたとえを用いられました。この箇所では、からし種をたとえとして用いて説明されています。

主イエスは、神の国とはからし種のようなものであると言われます。からし種はとても小さな種で、〇・五ミリほどの大きさです。こんなにも小さな種ですが、土に蒔くと、成長して、どんな野菜より大木になります。また、枝を張って、その陰には鳥が巣を作るようになります。

はじめは主イエスを中心とした小さな集まりであった神の国が、やがて時代を超え、文化を超えて、増え広がっていきました。そして、多くの主イエスを信じる者たちが起こされ、神を求め主イエスを信じる者たちが次々と集められてきました。

主イエス一人から始められた福音宣教は、弟子たちにより継続されて、21世紀の現在は世界中に広がり、信徒の数は23億人以上と言われています。一粒のからし種のような福音の種の中にはあふれるばかりの生命が宿っていました。神は、順境の時にも逆境の時にも恵み与え、主を信じる者たちを生み出し、その信徒たちを通して神の国を社会の隅々にさまざまな形態により顕されました。これからも神の国は進展していきます。

【祈り】

主よ、どうかこの世を神の国となすために私たちを用いてください。

坂部 勇(厚木教会)