詩編 54編
見よ、神はわたしを助けてくださる。
主はわたしの魂を支えてくださる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 54編6節
御名に始まり御名に終わる歩み
新井 主一(高島平キリスト教会)
見よ、神はわたしを助けてくださる。
主はわたしの魂を支えてくださる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 54編6節
新井 主一(高島平キリスト教会)
2024年6月の聖書日課をまとめて表示します。
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今月与えられた詩編54~58編は、敵に囲まれ命さえ保証されない状況で謳われた旧約の信仰者の詩が続きます。その一つ一つが、一週間信仰の戦いを続けてきた私たちの心に響くはずです。
今朝、私たちに与えられた詩編の御言葉は、「神よ、御名によってわたしを救い」からはじまります(3節)。そして、「恵み深いあなたの御名に感謝します」と終わっていきます(8節)。最初と最後に神の御名が呼ばれ、神の御名がこの信仰者の中心にあって、この詩を支配していることがわかります。
実にこれが、私たちキリスト者の歩みではないでしょうか。週の最初の主日礼拝に「御名によって」招かれ、週の最後の日に「恵み深いあなたの御名に感謝します」、と一週の歩みを振り返る。そのとき、「見よ、神はわたしを助けてくださる。主はわたしの魂を支えてくださる」。この御言葉が、一週間のあらゆる場面で響いていたことに気が付きます。キリスト者である以上、「暴虐な者がわたしの命をねらっています」(5節)とあるように、激しいサタンの攻撃に晒されますが、十字架の主イエスの御名に依り頼む私たちにとって、それがいったい何でしょう。
苦難の時こそ、主はそこにおられ、救いだしてくださいます。(9節)。
【祈り】
主の御名がわたしの中心にあって、わたしを支えてくださいますように。