折が良くても悪くても伝道する | テモテへの手紙二 4章

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テモテへの手紙二 4章

御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙二 4章2節

折が良くても悪くても伝道する

手紙は4章まで来ますと遺言書めいてきます。パウロは走るべき行程を走り尽くし、後は後輩に託します。テモテに対しても、後輩を訓練して彼らに託するように命じています。

ここまで用意された道なら、さぞかし楽かと言えば、とんでもありません。テモテも、その同輩も後輩たちも、彼らがまじめであればあるほど迫害を受けると予告されます。では大変なときは何もしなくても良いのでしょうか。いえ。「折が良くても悪くても」伝道するのです。

ここには驚くような予告があります。3節で、「健全な教えを聞こうとしない」人々は教会の外の人ではありません。教会の中から「自分に都合の良いこと」を求めて、「真理から耳を背け、作り話の方にそれて行く」人が出ます。ある意味、作った話の方がおもしろいのでしょう。ドキュメンタリーは時として退屈です。ただ、ここで言っているのは、福音からかけ離れたことに逸れ、罪とその救いに直面させないことのようです。「とがめ、戒め」る要素を嫌います。

しかしながら、罪を認めること、そこからの解放を切に願うこと、その救い主としてキリストを信じることはキリスト教信仰の大前提です。そこからの救いが私たちを励ますことを忘れないようにしましょう。

【祈り】

天の神よ。キリストにある福音の大切さを思います。絶えず伝道できるように導いてください。

高内 義宣(津島教会)