テモテへの手紙一 6章
信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を表明したのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 6章12節
永遠の命を目指す信仰の戦い
坂尾 連太郎(南与力町教会)
信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を表明したのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 6章12節
坂尾 連太郎(南与力町教会)
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パウロはテモテに命じました。「信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい」と。「戦い」には「競技」という意味もあります。「信仰の戦い」とは、信仰を守り抜くための戦いであり、信仰の道を最後まで走り抜く競技でもあります。その戦いを立派に戦い抜いた者には、どんな賞金にも勝る「永遠の命」が与えられます。それゆえ、「信心は、満ち足りることを知る者には、大きな利得の道」なのです(6節)。
ただし、信仰の戦いには、さまざまな誘惑や罠があります。何より気をつけ、避けたいのは「金銭の欲」です。金銭欲こそ、あらゆる悪の根であり、人びとを滅びへと突き落とすものだからです。「金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て」しまうことも起こります。
私たちは「満ち足りることを知る」ことへと召されています。この世では「食べる物と着る物があれば」、「それで満足すべき」なのです。私たちが本当に追い求めたいのは金銭ではなく、「正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和」です。そうして信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命という栄冠を手に入れましょう。そのためにこそ、神は私たちを召し、信仰告白へと導いてくださったのですから。
【祈り】
神よ、私たちがあなたの召しに従い、信仰の戦いを戦い抜き、永遠の命を手に入れることができるよう守り導いてください。