すべての人のために祈る | テモテへの手紙一 2章

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テモテへの手紙一 2章

神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 2章4節

すべての人のために祈る

私たちは普段、誰のために祈っているでしょうか。自分や家族、教会の兄弟姉妹のために祈ることがあるでしょう。それは大切な祈りです。しかしパウロは、それにとどまらず、「願いと祈りと執り成しと感謝とをすべての人々のためにささげなさい。王たちやすべての高官のためにもささげなさい」と勧めています。

そのような祈りは、「わたしたちの救い主である神の御前に良いことであり、喜ばれること」、受け入れられることです。なぜなら、「神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられ」るからです。そのような神の御心は、唯一の仲保者であるイエス・キリストが、すべての人びとのために御自身を贖いの代価としてささげられたことによって証しされました(5、6節)。キリストの十字架の死には、全世界の罪を償ってなお余りある価値と効力があります。そして、神は選ばれた者たちを悔い改めと信仰に導き、確実に救ってくださいます。

私たちは祈るとき、自分たちのことだけでなく、すべての人びとのために祈るよう、視野を広げたいと思います。私たちの救い主なる神がすべての人びとの救いを望んでおられるがゆえに、そのような祈りは御心にかない、受け入れられるのです。

【祈り】

私たちの救い主なる神よ、すべての人びとがキリストによって救われ、真理を知ることができますように。

坂尾 連太郎(南与力町教会)