アモス書 4章
それゆえ、イスラエルよ
わたしはお前にこのようにする。
わたしがこのことを行うゆえに
イスラエルよ
お前は自分の神と出会う備えをせよ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 アモス書 4章12節
疑うことなく信じてゆだねよ
小川 洋(高松教会)
それゆえ、イスラエルよ
わたしはお前にこのようにする。
わたしがこのことを行うゆえに
イスラエルよ
お前は自分の神と出会う備えをせよ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 アモス書 4章12節
小川 洋(高松教会)
2023年7月の聖書日課をまとめて表示します。
「アモス書」の聖書日課をまとめて表示します。
小川 洋が担当した聖書日課をまとめて表示します。
神に背き続けるイスラエルに、神は災いをくだされます。それでも偶像を拝む民の強情さは変わらず、神の怒りと嘆きは募るばかりです。かつて、奴隷であった民を去らせないエジプトでさえ最後の災いの前に屈したのに、イスラエルは「硫黄の火を降らせ…全住民、地の草木もろとも滅ぼ」(創世19:24-25)されたソドムとゴモラと同じように懲らしめられても、「お前たちはわたしに帰らなかったと、主は言われ」ます。
そうして、神の忍耐はついに切れたのでしょうか。「わたしはお前にこのようにする。わたしがこのことを行う」と言われたのは、神の諦めを示されたのでしょうか。
確かに、北イスラエルの滅亡は近づいていました。そして、しばらく後に南ユダも滅びます。しかし、告げられた言葉は「自分の神と出会う備えをせよ」でした。まったくの裁きの宣告なら、「自分の神」という言葉を選ばれるでしょうか。慈しみ深い神は、たとえ国が滅びても、悔い改めて「自分の神」と会う民を期待しておられるに違いありません。聖なる審判と同時に恵みの約束を成就する決意を告げておられるのではないでしょうか。だからこそ、創造主なる神は、「その計画を人に告げ、暗闇を変えて曙と」されたのです(13節)。
【祈り】
いかなるときも主をのみ見上げることができますように。そのわたしの主の御名は主イエス・キリスト。