救われた確かな平安 | 使徒言行録 15章

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使徒言行録 15章

「人の心をお見通しになる神は、わたしたちに与えてくださったように異邦人にも聖霊を与えて、…何の差別をもなさいませんでした。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 15章8節~9節

救われた確かな平安

キリスト者は、神に受け入れられて救われました。神による救いなのですから、誰もクレームを付けることはできないのです。

パウロやバルナバの宣教活動において、異邦人が次々と救われました。このことをキリスト者は大いに喜びました。しかし、異邦人も割礼を受けるべきだと、ファリサイ派から回心した人たちがクレームをつけたのです。彼らと使徒たち両者は神の言葉を根拠にしていたので、激しい議論になってしまいました。旧約時代であれば、神が定めた割礼が必要なのは明らかです。割礼の廃止は、旧約聖書で明文化されていません。ところが、律法を定めた神御自身が、割礼のない異邦人をキリストへの信仰によって受け入れてくださいました。その事実やその預言を、パウロやペトロ、ヤコブが述べたことで、割礼不要ということが神の御心だと、みな理解できたのです。

ですから、神が受け入れてくださったという事実は慰め深いのです。キリストへの信仰によって、神が皆さんを受け入れてくださったという事実にクレームをつけられる人は誰一人いないのです。キリストによって、確かに救われる平安をもって歩んでください。

【祈り】

神さま、あなたが御子を通して、このわたしを救ってくださったことが確かなことを感謝します。

酒井 啓介(坂戸教会)