試練を通して神の子として証しされる | 使徒言行録 13章

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使徒言行録 13章

弟子たちを力づけ、「わたしたちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なくてはならない」と言って、信仰に踏みとどまるように励ました。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 14章22節

試練を通して神の子として証しされる

自分の思いではなく神に従っているのに困難が続くことがあったとしても、なお御言葉を信頼しましょう。このようにして皆さんが神の子として本物であることが証しされます。

13章で、最初の宣教地で成功を収めたパウロですが、その後、暴動や迫害と隣り合わせで宣教が続きます。平穏な宣教旅行ではなく、多くの反対者の中での宣教旅行です。その中で福音を信じる者が起こされていきます。彼らの存在がキラキラと光ります。信じ始めた者は、なんと直ちに暴動や迫害の対象となるにも関わらず、彼らは信仰を守っていきました。霊的な戦いと信仰者の歩みとを同時に始めなければならないことも、彼らは神の計画の中にあることを理解しました。

パウロはこう語ります。「わたしたちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なくてはならない」。喜ばしいことに、多くの苦しみを経ることは、御国へ入る者のしるし、神の子のしるしなのです。苦しみの中で神さまは共にいてくださいます。

神は、きょうも生きておられ、皆さんに、思いもよらない困難や試練を経験させるかもしれません。その中でも信仰から離れず、しっかりと主につながっていることで、皆さんを見る人は知ることになるでしょう、この人の神こそまことの神だと。

【祈り】

試練の中で、あなたを証しできるよう、きょうも支えてください。

酒井 啓介(坂戸教会)