神の国はからし種のごとく | ルカによる福音書 13章

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ルカによる福音書 13章

「それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 13章19節

神の国はからし種のごとく

以前、アメリカに滞在したときに夕食会に招かれました。そこにはアメリカ人の牧師もおられたのですが、ある先生がこのように言ってくださいました。「日本の教会はからし種のようかもしれません。でも安心してください。神が成長させてくださいます!」

主イエスは神の国をからし種にたとえられました。からし種は非常に小さな種ですが、成長すると数メートルにもなるそうです。空の鳥が巣を作ることができるのです。鳥が巣に憩うように、神の国は神の民が憩います。

また、主イエスは神の国をパン種にたとえられました。パンが膨らむのはパン種があるからです。わずかな菌が全体を膨らませるのです。

種が木になり、小さな種が全体を膨らます。これが神の国なのです。神の国は成長します。木にたとえられているように生命力あふれるものなのです。それは、木が外に伸びるようにこの世界に広がり、種がパンをふくらませるように私たちの中に広がるのです。

神の国の成長に信頼するものでありたい。成長は約束されています。あせらず、その時を待ちましょう。神の国の伸展を邪魔することが無いように祈り求めます。

【祈り】

主よ。神の国がこの世界に、またわたしの中に広がりますように。

小宮山 裕一(網島教会)