仕えて下さる神のかたちとして | 創世記 1-2章

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創世記 1-2章

主なる神は、東の方のエデンに園を設け、自ら形づくった人をそこに置かれた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 2章8節

仕えて下さる神のかたちとして

神は6日間にわたって天地を創造され、最後に人間を造ってくださいました。そのこと自体が神の人間への愛の奉仕と言えます。「神の国」は神が人間に愛をもって仕えてくださることをもって始まりました。そして人間は「神のかたち」として、神に倣って、神と人と世界に対して愛をもって仕える僕としての役割が与えられました。ここにディアコニアの起源を見ることが出来ます。

人間は仕えてくださる神のかたちとして、本来的にディアコニア的存在と言えますし、「神の国」は人間のディアコニアによって実現してゆくはずでした。しかし人間は罪を犯して堕落し、愛をもって仕えるのではなく、強い者が弱い者を力で支配して仕えさせるようになってしまいました。つまり「神の国」は人間の反逆によってその実現を妨げられてしまったのです。

しかし神は、この世を罪と死の支配から解放する救いのご計画を立て、神の民を起こし、その歴史を導き、ついにご自身の独り子をこの世に送ってくださいました。イエス・キリストは仕えられるためではなく仕えるために来られました。ですから、私たちもキリストに倣って、神のかたちとして、愛をもって仕える者となることが求められているのです。

【祈り】

神様、まずあなたが私たちに愛をもって仕えてくださいましたから、私たちも仕える者とならせてください。

吉田 実(但馬みくに伝道所)