喜びと奉仕を分かち合う | 歴代誌上 16章

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歴代誌上 16章

ダビデは主の御名によって民を祝福し、イスラエル人のすべてに、男にも女にも、パン1個となつめやしの菓子、干しぶどうの菓子を分け与えた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌上 16章2節~3節

喜びと奉仕を分かち合う

神の箱が無事に運び込まれ、ダビデの張った天幕の中に安置されました。前の章でダビデは神の箱の帰還を心から喜び、踊りました。しかし、彼は自分が喜ぶだけではなく、神の箱を安置するために労した人たちとの分かち合いを忘れてはいません。「ダビデは主の御名によって民を祝福し、イスラエル人のすべてに、男にも女にも、パン1個となつめやしの菓子、干しぶどうの菓子を分け与えた」のです。

さらにダビデは、喜びだけでなく奉仕の業も分かち合っています。7節に「ダビデはその日その時、初めてアサフとその兄弟たちに、主に感謝をささげる務めを託した」と記されています。彼が今まで担っていた奉仕を後継者たちに引き継いでいます。こうしてアサフたちのリードによって始まった賛美が8節以降に記されており、詩編の中にも納められています(105、96、106編)。

「驚くべき御業をことごとく歌え」(9節)という賛美に注目しましょう。私たちは礼拝で何を喜んでいるのか。何を分かち合っているのか。何のために奉仕を担い合うのか。それはすべて主の驚くべき御業に基づいています。主の救いを思い起こすとき、私たちは共に喜び、共に奉仕を分かち合うことができるのです。

【祈り】

主よ。あなたの救いに感謝いたします。きょうも友と共にあなたに仕え、あなたを賛美させてください。

高内 信嗣(山田教会)