解放、回復、自由 | ルカによる福音書 4章

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ルカによる福音書 4章

「…
主がわたしを遣わされたのは、

主の恵みの年を告げるためである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 4章18節~19節

解放、回復、自由

ナザレの会堂で主イエスは言われます。わたしは解放と回復と自由を与えるために神から遣わされたのだ、と(18、19節)。これはイザヤ書61章に記されていることでした。キリストはこのイザヤ書を実現するためにこの地上に来られました。

主イエスはイザヤ書を朗読し、この約束が実現したと宣言します(21節)。これは大いなる喜びです。しかしながら、人びとはこの言葉に驚きながらも素直に信じることができませんでした。「この人はヨセフの子ではないか」と。かつてこの地で育った主イエスを信じることができなかったのです。そこで、主イエスはこの地を離れられました。「預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ」(24節)という主イエスの言葉は悲しみに満ちています。

主イエスはその後も巡回され、人びとを汚れた霊から解放し、多くの病人を癒やされました。解放と自由を与える主イエスの姿を福音書は伝えるのです。こうして、主イエスのうわさは一帯に広まりました。

まさに、イザヤ書の預言はこのお方によって実現しました。このお方を信じる私たちにも、解放と回復と自由が与えられています。このお方を受け入れる者は幸いです。

【祈り】

主よ。心の目を開いてくださり、罪の鎖から解き放ってくださり、自由を与えてくださり、感謝します。

小宮山 裕一(網島教会)