神と人とに愛される | ルカによる福音書 2章

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ルカによる福音書 2章

イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 2章52節

神と人とに愛される

ルカによる福音書2章は主イエスの誕生と幼少時代を記します。

主イエスはベツレヘムでお生まれになりました。宿屋には泊まる場所がなかったので家畜小屋でうまれたのです。その主イエスの誕生を最初に喜んだのは低い立場にあった羊飼いたちでした。

主イエスは献げられるために両親に連れられ、神殿に向かいます。そこでシメオンとアンナという、主を待ち望む人びとと出会いました。彼らは救い主の誕生を待ちわびていました。その後、主イエスは故郷のあるナザレにお帰りになるのです。

主イエスが12歳になったとき、慣例にしたがい神殿で神を礼拝します。この時すでに主イエスは周りのおとなが驚くほどの知識を有していたようです。この主イエスの姿は、両親の信仰教育の賜物と言えるでしょう。キリストは御言葉に親しみながら育ちました。

このように主イエスの成長する姿を聖書は記しています。主イエスは知恵が増し、背丈も伸びました。しかし、何よりもこのお方は神と人に愛されたのです。ただ知識が増えただけ、背が伸びただけではない。神の愛は恵み、という意味ですから、主イエスは神の恵みによって成長したのです。私たちの成長もまた、神の恵みによるのです。

【祈り】

主よ、恵みによって成長をあたえてくださり感謝します。

小宮山 裕一(網島教会)