冠を御前に投げ出してささげる礼拝 | ヨハネの黙示録 4-5章

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ヨハネの黙示録 4-5章

24人の長老は、…世々限りなく生きておられる方を礼拝し、自分たちの冠を玉座の前に投げ出して言った。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの黙示録 4章10節

冠を御前に投げ出してささげる礼拝

著者ヨハネは、神の声を聞くと、霊に満たされて、開かれた天に玉座が設けられ、神がそこに座っておられるのを見ました。これは、万物が御座におられる主によって支配されていることを象徴します。その万物の中に、私たちの試練や苦難も含まれます。教会がこの地上で味わわなければならない試練や苦難について預言される前に、まず全宇宙を支配しておられる真実なる神、全能者なる神の御座が描写されます。

その玉座の周りに白い衣を着て金の冠をかぶった24人の長老が座っていました。この長老たちは、贖われた人たちすべてを象徴しています。玉座に着いておられる方の前に彼らはひれ伏し、自分たちの冠を玉座の前に投げ出して神を賛美します。

この長老たちは、生涯にわたり主イエスへの信仰を貫き通し、御国に入れられたとき、栄冠をいただきました。彼らはその冠を主イエスの前に投げ出して言います。「主よ、わたしたちの神よ、あなたこそ、栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方。あなたは万物を造られ、御心によって万物は存在し、また創造されたからです」(11節)。

私たちも、深い謙遜の思いをもって神を崇め、御前にひれ伏す者とならせていただきましょう。

【祈り】

主よ。あなたの気高い御旨こそ、万物が存在するための究極的な根拠であることを、分からせてください。

小澤 寿輔(ウェストミンスター日本人教会)