御言葉を信じて命を受ける | ヨハネによる福音書 20章

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ヨハネによる福音書 20章

これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 20章31節

御言葉を信じて命を受ける

ヨハネによる福音書は、七つのしるしを軸にして、主イエス・キリストのこと、この方が神の子メシアであることを証ししています。30節には、「このほかにも、イエスは弟子たちの前で、多くのしるしをなさったが、それはこの書物に書かれていない」とあります。つまり、著者のヨハネはここまで語ってきた七つのしるしのほかにも、主イエスが多くのしるしをなさったことを知っています。

ヨハネは七つのしるしと共に、主イエスの十字架と復活を証ししています。十字架と復活はしるしではなく、神の大いなる救いの御業そのものです。

ヨハネがこれらのことを書き記したのには、はっきりとした目的がありました。それはこれを読む人たちが、イエスは神の子メシアであると信じるようになるためです。御言葉によって信じることができ、ただ信じることによって「イエスの名により命を受ける」ことができます。この命が永遠の命です。

ですから、教会は聖書から御言葉を語り続けます。こうして、この『リジョイス』を通して、御言葉に聞き続けているのもこのためです。間もなく訪れるクリスマスの時が御言葉を聞いて信じて命を受ける時となりますように。

【祈り】

主イエスのしるしと十字架と復活の御業を見た人たちの言葉を通して、信じて命を受ける者としてください。

橋谷 英徳(関キリスト教会)