だれが世に打ち勝つか | ヨハネの手紙一 4-5章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ヨハネの手紙一 4-5章

だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙一 5賞5節

だれが世に打ち勝つか

勝ち組と負け組。あなたはどちらになりたいですか。多くの人が勝ち組になるために一生懸命努力しています。しかし、私たちはどういう勝利を目指しているのでしょうか。ここを間違えてしまうと、努力が無駄になってしまうかもしれません。

世の中に「勝ち組」と呼ばれる人はたくさんいます。学歴が高い人、偉大なことを成し遂げた人、幸せな家庭を持つ人。このような人になることができれば勝ち組で、そうでなければ負け組。そのような暗黙の了解の中で、私たちは生きています。

一方で、聖書は、イエスが神の子であると信じる者こそ勝利者だと教えます。信仰は何の力もないように思えます。けれども信仰による勝利には十字架に示された神の愛があり、主にある兄弟姉妹がその愛に基づいて互いに愛し合う教会があります。

勝ち組と呼ばれる人びとが、一時的に絶大な力を持つことはあるでしょう。しかし、その力は、いずれは死のゆえに消えていきます。その中で、弱々しく見える教会に神の力が働いて、滅ぼされることなく残り続けてきました。そして、これからも残り続けるでしょう。イエスが神の子であると信じる者にこそ、時代を超えて揺らぐことのない確かな勝利が与えられています。

【祈り】

主よ、イエスが神の子であると信じる者に確かな勝利を与えてくださりありがとうございます。

三輪 誠(浜松伝道所)