良い日とは神を知ることができた日 | 詩編 119編1-56節

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詩編 119編1-56節

主よ、夜ともなれば御名を唱え
あなたの律法を守ります。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 119編55節

良い日とは神を知ることができた日

私たちは夜になると床に就きます。私たちにとって夜はしばしば思い悩む時でもあります。昼間の間にあったことの記憶がよみがえり、痛みを覚えることもあります。失敗が重くのしかかってくることもあるかもしれません。

しかし、私たちにとっての良い日とは、昨日より少しは、神のことを知ることができたと思える日です。

きょうは神を知ることにおいて前進したと思いながら床に就くことができたなら、その日は成功です。たとえ、いやなことがあった日でも、トラブルに巻き込まれてしまった日でも、昨日より神を知ることができたら、良い日です。

けれども、反対にすべてがうまくいったと思える日でも、神を知ることがなければ、その日は、良くない日になります。

ですから、詩人は夜、床に就くところで、主の御名を唱え、祈ります。長く祈るのではありません。「主よ」と、ただ御名を唱えます。そして、「律法」すなわち主の御言葉を思い巡らします。うまくいった、あるいはいかなかったという自分の思いではなく、主の御言葉、主の御心に心を向けます。その時、はじめて私たちは平安を与えられて、眠りに就くことができます。悪しき思いは去り、へりくだる心が与えられます。

【祈り】

神よ、きょうもあなたのことを深く知ることができますように

長井 正人