ヨナの悔い改め恵みによって | ヨナ書 1-4章

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ヨナ書 1-4章

どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨナ書 4章11節

ヨナの悔い改め恵みによって

ヨナは、神からニネべの町に行って「彼らの悪はわたしの前に届いている」と呼びかけるようにと遣わされました。しかし、それに反抗して、違う方へと向かう船に乗り込み、海に投げ込まれます。そして、大きな魚に呑み込まれました。ヨナは、その腹の中で悔い改めて、ニネべへと向かいます。

悔い改めをもたらす御言葉を伝えるヨナ自身の心に神の御心に反抗するものが宿っていました。しかし、神は大きな御力によってヨナを導きながら、御心を成し遂げられました。ニネべの人びとも悔い改めて、神は宣告していた災いをくだすのをやめられました。ここに神の憐れみがあります。

それでもなおヨナは神の御心が理解できませんでした。心の底には、神に反抗するものがあり続けました。さらに神はヨナに親しく語りかけ、身近に事をなさって、わからせてくださいました。罪人である私たちが神への従順を学ぶ道筋でもあります。

今も、神はそのように私たちの心を導いてくださいます。キリストが私たちと共におられるからです。キリストは、はじめから神と心を一つにする御方として、人の弱さの中で従順を学ぶ道筋を歩み抜かれた御方です(ヘブ5章8、9節参照)。

【祈り】

主イエスよ、信仰の従順へと、日々、導いてください。

貫洞 賢次(札幌伝道所)