十字架の闇を光に変える主の日を仰ぐ | ヨエル書 3-4章

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ヨエル書 3-4章

その日が来ると
山々にはぶどう酒が滴り
もろもろの丘には乳が流れ
…谷には水が流れる。
泉が主の神殿から湧き出て
シティムの川を潤す。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨエル書 4章18節

十字架の闇を光に変える主の日を仰ぐ

主の憐れみを契機として、大災害からの回復という転換を迎えるとき、そこで求められることは、心からの悔い改めです。いなごに食い尽くされた大地で祭司たちに命じられたことは、主に向かって嘆きの叫びをあげることでした。それは、「衣を裂くのではなく、お前たちの心を引き裂け」、「あなたたちの神、主に立ち帰れ」(2章13節)と命じられるように、口先だけの外面的な悔い改めではなく、真心からの悔い改めであり、神に立ち帰ることです。

私たちは、さまざまな災禍に直面して、大きな不安や恐れを抱くことがあります。しかし、そのような中で、心から神を恐れることを教えられます。また、万物が神によって造られたことを覚えて、すべての日が神の御手の中にあることを改めて認めることへと導かれるのです。

ヨエル書において告げられる「主の日」は、恐るべき神の裁きの日です。しかし、その神の裁きを御子が十字架の上で背負ってくださいました。悔い改めるべき罪人は、その十字架においてのみ、闇を照らす永遠の救いの光、キリストを仰ぎ見ることができます。このキリストが与える水が私たちの内で泉となるとき、私たちは永遠の救いの実りを共に喜ぶ者とされるのです。

【祈り】

主よ、あなたの十字架の愛をすべての人が信じて、あなたを呼び求める者となるようお導きください。

宮武 輝彦(男山教会)