希望の畑に種を蒔こう | ホセア書 8-10章

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ホセア書 8-10章

恵みの業をもたらす種を蒔け
愛の実りを刈り入れよ。
新しい土地を耕せ。
主を求める時が来た。
ついに主が訪れて
恵みの雨を注いでくださるように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ホセア書 10章12節

希望の畑に種を蒔こう

「新しい土地を耕せ」。やがて愛の実を刈り取ることができるように、新しい土地を耕して、種を蒔きなさい、という主からのメッセージです。

イスラエルでの農業は、11月頃の「秋の雨」を待って土が柔らかくなると、畑を耕し始めます。そして種を蒔き、そこに主が、穀物を実らせるための恵みの雨を降らせてくださることを信頼して待ちます。

主の恵みを信じて、今まで耕していなかったところを耕してみなさいと主は呼びかけておられます。神に背いて偶像崇拝に陥っていた北イスラエルの民にとって、それは、まことの神さまに立ち帰ることであり、心から悔い改めることを意味しました。そして、「恵みの業をもたらす種を蒔け」と主はおっしゃるのです。

私たちが、これまで耕してこなかった「新しい土地」とは何でしょうか。信仰の鋤と鍬を手にして、耕すべき新しい土地とは何でしょうか。ある人にとっては新しい奉仕を始めることかもしれません。あるいは家庭礼拝を始めること。教会に来なくなったあの人に手紙を書いてみること。

信仰をもって鍬を入れてみましょう。主が、やがて恵みの雨を注いでくださることを信じて、始めてみてはいかがでしょうか。天はすでに雨雲がおおっているかもしれません。

【祈り】

主よ。信仰をもって、新しい土地を耕し種を蒔いてみます。恵みの雨を注いでください。

小橋口 貴人(那加教会)