キリストの立派な兵士として | テモテへの手紙二 1-2章

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テモテへの手紙二 1-2章

キリスト・イエスの立派な兵士として、わたしと共に苦しみを忍びなさい。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙二 2章3節

キリストの立派な兵士として

パウロが著した書簡の中で最後の手紙がテモテへの第二の手紙です。ここでは、先輩から後輩へ語り継ぐ厳しい調子ではなく、父がわが子に親しく語りかけるような深い愛情に満ちた面持ちが深く感じられます。

何よりもパウロは、テモテに対しキリストの僕として良き働き人となるように勧めます。その一つのあり方が「キリストの立派な兵士」にたとえられています。ローマ帝国を支えたローマ兵士たち。しかも、その兵士たちは、エフェソ書6章に出てくる重装備のいでたちでなく、街角でよく見かける一般の兵士になぞらえられて語られています。

当時の兵士の心得として、完全な服従・徹底した献身・勇壮な自己犠牲・死をも恐れない行動の堅持が求められました。

どうしてこんなに厳しい態度をパウロが求めたのか。それは私たちが戦うのは、最も手ごわい敵サタンだからです。このサタンとの闘いは、キリストによる恵みによって支えられなければ太刀打ちできません。

私たちを伝道者として召してくださった真の指揮官は、イエス・キリストです。罪の奴隷から御国の奉仕者とされた光栄と責任をしっかり受け止め、神の栄光のためによく戦う者とされたく願います。

【祈り】

どうか無牧の群れに伝道者が遣わされ、御国の進展と完成のために奉仕する者とされますように。

山下 朋彦(平和の君伝道所)