キリストが解放を告げるヨベルの年 | レビ記 25章

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レビ記 25章

あなたは安息の年を7回、すなわち7年を7度数えなさい。…この50年目の年を聖別し、全住民に解放の宣言をする。それが、ヨベルの年である。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 25章8節~10節

キリストが解放を告げるヨベルの年

7日目が安息日とされたように、7年目は安息年とされました。そして、安息年のそのまた7回目の年が、非常に特別な「ヨベルの年」とされました。多くの人にとって一生に一度の特別な年です。その特徴は「全住民に解放の宣言をする」、とりわけ、それまで奴隷だったすべての人が自由になれるという一生に一度の恵みの年ということでした。

イザヤ書61章は、このヨベルの年のイメージで、来たるべき救い主が現れる日を予告しましたが、まさにその個所を、キリストは故郷ナザレで最初に説教されたときに朗読されました。「主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にし、主の恵みの年を告げるためである」。

この「恵みの年」がまさに「捕らわれている人に解放を告げる」ヨベルの年です。キリストはこのことが「今日、あなたがたが耳にしたとき実現した」と言われました。

私たちがキリストの御言葉を聞くごとに、捕らわれている人が解放され、目の見えない人が視力を回復し、圧迫されている人が自由にされるという、一生に一度のような恵みにあずかることができるのです。

【祈り】

キリストの恵み深い御言葉が今日もわたしに一生に一度のような解放をもたらし、魂の目を開かせ、弱った足を真っ直ぐにしてくださいますように。

赤石 純也(伊丹教会)