祭司の奉仕による主との交わり | 出エジプト記 28-31章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

出エジプト記 28-31章

これは…主の御前にささぐべき日ごとの焼き尽くす献げ物である。わたしはその場所で、あなたたちと会い、あなたに語りかける。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 出エジプト記 29章42節

祭司の奉仕による主との交わり

幕屋建設の次に与えられるのは、幕屋で仕える祭司についての指示です。大祭司の祭服であるエフォドの胸当てには、イスラエル十二部族を表す12個の宝石が並べられています。大祭司はイスラエルを代表して主の前に立って祭儀を行うのです。

祭司は、毎日、朝夕に雄羊を1匹ずつささげます。主はそこでイスラエルに会い、イスラエルに語りかけてくださいます。主は幕屋においてイスラエルの人びとのただ中に宿ると約束してくださいましたが、それは単に幕屋という建物のことではなく、幕屋における礼拝を通して、イスラエルと交わりを持ち続けてくださるということにほかなりません。

臨在の幕屋の建設のために、命の代償として全イスラエルの20歳以上の男子から集められた銀が用いられました(38章)。イスラエルを代表して祭司が幕屋で日ごとに献げ物をささげて主との交わりを持つことが、イスラエルにとってどれほど重要であったかが示されています。

主イエスは、私たちの偉大な大祭司です。かつての大祭司がイスラエルを代表して幕屋で仕えたように、このお方が私たちの代表者として、「人間ではなく主がお建てになった聖所また真の幕屋」(ヘブ8章2節)で仕えてくださっています。

【祈り】

大祭司イエスよ、ただ一度ご自身をいけにえとして献げて罪を取り去ってくださったことを感謝します。

大西 良嗣(宝塚教会)