ゼファニヤ書 2章
これが、かつてにぎやかであった都だろうか。
かつて、人々は安らかに住み、心の中で
「わたしだけだ。
わたしのほかにだれもいない」と言っていた。
どうして、都は荒れ果て
獣の伏す所となってしまったのか。
ここを通り過ぎる者は皆
驚きのあまり、口笛を吹き、手を横に振る。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ゼファニヤ書 2章15節
これが、かつてにぎやかであった都だろうか。
かつて、人々は安らかに住み、心の中で
「わたしだけだ。
わたしのほかにだれもいない」と言っていた。
どうして、都は荒れ果て
獣の伏す所となってしまったのか。
ここを通り過ぎる者は皆
驚きのあまり、口笛を吹き、手を横に振る。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ゼファニヤ書 2章15節
2021年12月の聖書日課をまとめて表示します。
「ゼファニヤ書」の聖書日課をまとめて表示します。
西堀 則男が担当した聖書日課をまとめて表示します。
裁きは神の家から始まります(1ペト4章17節参照)。すでに北イスラエル王国が滅ぼされました。それを対岸の火事として見物して、福音に聞き従わない諸国はどうなるのでしょうか。
預言者ゼファニヤは神の民のことのみを思う内向きの人ではありません。世界は神のものですから、周辺諸国を順番に取り上げます。西隣のペリシテの国々(ガザ、アシュケロン、アシュドド、エクロン)、東隣の国々(モアブ、アンモン)、南方のクシュ、北方のアッシリア。特にアッシリアは最も力ある国でした。自分たちは安全だと思っていました。神に背く人間の傲慢と罪深さです。
歴史は、ただ時が進むのではありません。万軍の主の介入がある歴史です。神の民が裁かれるならば、神に従わない民も当然、裁かれます。その頂点としてのアッシリアです。ゼファニヤの預言から20年もしないうちに実現し、都ニネベは完全に荒れ地となりました(15節)。
十字架のイエス・キリストだけが唯一の救い主です。主の忍耐に感謝し、待ちつつ急ぎつつ福音宣教に励みましょう(2ペト3章8、9節)。