主の大いなる日 | ゼファニヤ書 1章1節-2章3節

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ゼファニヤ書 1章1節-2章3節

主の大いなる日は近づいている。
極めて速やかに近づいている。
聞け、主の日にあがる声を。
その日には、勇士も苦しみの叫びをあげる。
その日は憤りの日
苦しみと悩みの日、荒廃と滅亡の日
闇と暗黒の日、雲と濃霧の日である。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ゼファニヤ書 1章14節~15節

主の大いなる日

「主の日」という言葉が1章の中に8回、出てきます。「主の大いなる日は近づいている」(14節)、「その日は憤りの日」(15節)などです。

すでに北イスラエル王国は滅びました。それなのに、直ぐ隣で起こったことに少しも学ばない南ユダ王国の現実がありました。神の民なのに神から遠く離れている。それは最悪の王マナセ、アモンの支配が57年間も続いたからです(王下21章)。やっと最善の王と言われるヨシヤが即位しましたが、困難を極めています。主は語られます、「わたしは地の面から、すべてのものを一掃する、と」(2節)。預言者ゼファニヤは、耳を傾ける者が少なくても、主の言葉に聴く者がいると信じて語ります。

歴史は無限に続くのではありません。やがて来たる「主の日」は、神が御国を完成される日です。しかしそれは神を信じない者、神なしに歩む者には、神の怒りの日、裁きの日。ですから「主を求めよ」「この地のすべての人々よ、恵みの業を求めよ」と勧められます(2章3節)。

主イエスは素晴らしい救い主です。「御子を信じる者は裁かれない」(ヨハ3章18節)。

西堀 則男