主の家に行こう | 詩編 122編

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詩編 122編

主の家に行こう、と人々が言ったとき
わたしはうれしかった。

わたしは言おう、わたしの兄弟、友のために。
「あなたのうちに平和があるように。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 122編1節、8節

主の家に行こう

孤立無援ほど神を信じて生きる者を惑わせ悩ませるものはありません。天国を目指す旅は、たった一人であっても主に支えられ勇気づけられて、意気揚々と前進することができます。けれども一人で歩くとき、疲れもしましょう。難問に直面して立ち止まり、一歩も先に行けなくなってしまうこともありましょう。突然見舞う不幸、災いの現実に圧倒されてその場に立っていることもできない、人生の巡礼者はそのようにして信仰の挫折に直面せざるをえません。

そのようなとき、何が支えとなるでしょうか。一緒に主の家に向かおうではないかという、同じ信仰を抱く人びとの声こそ私たちを奮い立たせます。共に進み、エルサレムで神の現臨在をおぼえながらまことの平和を楽しもう。このように近くでささやく人びとの声こそ神の民を活かし、支えます。

一人でそこへ行くのではない、共通の希望をもって歩み、ときには肩を寄せ合っていく、共に歩み続ける人たちの存在がどれほど価値のあることでしょうか。神の民は神の平和を目指して歩みます。

金田 幸男(西谷伝道所)