主は良い羊飼い | ヨハネによる福音書 10章11-18節

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ヨハネによる福音書 10章11-18節

「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 10章11説

主は良い羊飼い

朝鮮戦争の前に、わたしの父は牛を運ぶ仕事をしていました。ある夜、山で牛が虎の目を見て動かなくなったため、父は牛を捨てて山から逃げました。主イエスは、「自分の羊を持たない雇い人は、狼が来るのを見ると、羊を置き去りにして逃げる」と言われました(12節)。わたしの父も、雇われた人だったので、牛をそのまま捨てて逃げたのかもしれません。

しかし、主イエスは命をかけて狼と戦うとは言っていません。命を捨てると言われました。まるで死ぬことが目的のように言われました。普段、羊が安全に守られる方法は羊の門を通って囲いの中に入ることでした。主イエスは羊の門であり、この門から入ると救われると言われました(9節)。主イエスはまた、「多くの人の身代金として自分の命を献げるために来た」と言われました(マコ10章45節)。罪の代価である身代金として、主イエスは十字架で死んでくださったのです。そのことによって、羊である私たちは、罪に対する神の裁きから守られます。

今も生きておられる主イエスは、永遠にわたしの良い羊飼いであり続けます。

金 度亨(小倉伝道所)