試練の意味 | ヨブ記 11章

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ヨブ記 11章

あなたは言う。
「わたしの主張は正しい。
あなたの目にもわたしは潔白なはずだ」と。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨブ記 11章4節

試練の意味

友人ツォファルは、潔白を主張するヨブに対して、「口がうまければそれで正しいと認められるだろうか」、「あなたの無駄口が人々を黙らせるだろうか」と反論します(2、3節)。しかし、この反論は正しいのでしょうか。

神御自身が、ヨブを「無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きている」と語られたのです。ヨブは、罪のゆえにではなく、その潔白さのゆえに、サタンの目に留まったのでした。

試練の意味や目的を、真にご存じなのは、ただ神お一人です。試練に遭っている人にも、その友にも、それは明らかにされません。だからこそ主による試練なのです。試練から来る孤独に呻く日に、神の語りかけを聴きましょう。

「今しばらくの間、いろいろな試練に悩まねばならないかもしれませんが、あなたがたの信仰は、その試練によって本物と証明され、火で精錬されながらも朽ちるほかない金よりはるかに尊くて、イエス・キリストが現れるときには、称賛と光栄と誉れとをもたらすのです」(1ペト1章6、7節)。

小堀 昇(花小金井教会)