神の目が注がれて妨げることができず | エズラ記 5章

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エズラ記 5章

しかし、神の目がユダの長老たちの上に注がれていたので、彼らは建築を妨げることができず、その報告がダレイオスになされ、それに対する王の返書が送られてくるのを待った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エズラ記 5章5節

神の目が注がれて妨げることができず

およそ15年間、神殿の再建は中断したままでした。けれども、いよいよ主なる神はハガイとゼカリヤを立てて預言させ、エルサレムの人びとを励まします。「今こそ、ゼルバベルよ、勇気を出せと、主は言われる。大祭司ヨツァダクの子ヨシュア(イエシュア)よ、勇気を出せ。国の民は皆、勇気を出せ、と主は言われる」(ハガイ2章4節)。

それに答えてゼルバベルとイエシュアが立ち上がり、エルサレムの人びとも勇気を出して神殿建築に取りかかります。すると、このときも神殿建築を妨げる人びとが現れます。けれども、エズラ記は語ります。「神の目がユダの長老たちの上に注がれていたので、彼らは建築を妨げることができず」。神に励まされて取り組む業をもはや人が妨げることはできません。

15年の間に為政者が交代していました。これも主の御計画の内にあったでしょう。彼らが書簡を出したダレイオス王は、むしろ神殿建築に賛同し、積極的に支援します(6章6節以下)。

「見よ、主は御目を注がれる、主を畏れる人、主の慈しみを待ち望む人に」(詩33編18節)。

教育機関誌 委員会