だれが主の神殿を建てるのか | エズラ記 4章

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エズラ記 4章

しかし、ゼルバベルとイエシュア、他のイスラエルの家長たちは言った。「わたしたちの神のために神殿を建てるのは、あなたたちにではなく、わたしたちに託された仕事です。…わたしたちだけでイスラエルの神、主のために神殿を建てます。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エズラ記 4章3節

だれが主の神殿を建てるのか

エルサレムに帰ってきた人びとは、祭壇を築いて、焼き尽くす献げ物をささげました。信仰者の生活の土台は、主を礼拝することだからです。そして、主の神殿を再建することに取り組み始めました。

そこに建築を手伝いたいと申し出る人びとが現れます。彼らは捕囚時代に他の国から移住してきた人びとと一つになる歴史をたどっていました。「あなたがたの神を尋ね求める」と言いますが、異教の神々を受け入れる混交的な信仰に陥っていました(列王下17章)。そのため、ゼルバベルをはじめとする指導者たちは彼らの申し出を拒み、神殿の建築は「わたしたちに託された仕事です」と答えます。神殿を建てるとは、信仰を告白する営みにほかならないからです。

実のところ、彼らの意図は神殿建築を妨げることであり、さまざまな手段を講じて建築を妨害しました。厳しい飢饉などもあり、神殿建築は中断してしまいます。

信仰を言い表すことが妨げられることがあるでしょう。けれども、私たちは、「わたしたちに託された仕事です」という信仰の確信に固く立って歩み続けます。

教育機関誌 委員会