先立ち行かれる主に従って | ミカ書 2章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ミカ書 2章

打ち破る者が、彼らに先立って上ると
他の者も打ち破って、門を通り、外に出る。
彼らの王が彼らに先立って進み
主がその先頭に立たれる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ミカ書 2章13節

先立ち行かれる主に従って

南ユダ王国が繁栄する中、富める者は貧しき者を圧迫し、暴虐が行われていました。神の言葉を軽んじ、神への畏れを捨てるとき、罪は増大しとどまることがありません。そうした権力者や富者に対して、ミカは神の裁きを告げます。不正に手に入れた土地は取り上げられ、他国のものとされると(4、5節)。

偽預言者は正しい預言者に向かって、たわごとだ、そんな悪い事など起こるはずがない、ご自分の民をそのように呪うはずがないと嘲ります(6、7節)。ミカはそれに対して、強奪と貪欲の罪を犯しながら神の祝福に与れると語る偽預言者の言葉こそたわごとだと警告します。

高ぶる者には破滅が宣告され、虐げられた者には神の救いの約束が語られます。そのとき、イスラエルの残りの者は羊のように一つの群れとされ、「打ち破る者」が敵に閉じ込められ、閉ざされた門から民を解放し、民の先頭に立ち、導いてくださる。この王、羊飼いこそ真の王である主イエス・キリストです。

きょうも、敵を打ち破り、神の民に先立ち進み行かれる主の御声に聴き従って歩んでいこうではありませんか。

漆崎 英之(金沢伝道所)