ヨハネの手紙一 1章
わたしたちが見、また聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたもわたしたちとの交わりを持つようになるためです。わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです。わたしたちがこれらのことを書くのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるようになるためです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙一 1章3節~4節
交わりという喜び
佐野 直史(銚子栄光教会)
わたしたちが見、また聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたもわたしたちとの交わりを持つようになるためです。わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです。わたしたちがこれらのことを書くのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるようになるためです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの手紙一 1章3節~4節
佐野 直史(銚子栄光教会)
2020年10月の聖書日課をまとめて表示します。
「ヨハネの手紙一」の聖書日課をまとめて表示します。
佐野 直史が担当した聖書日課をまとめて表示します。
この手紙の冒頭には、誰が手紙を書いたのか、誰に宛てて書いたのかが書かれていません。しかし、その代わり、手紙を書いた目的がはっきりと述べられています。
著者はこの手紙を書いたのは、「あなたがたもわたしたちと交わりを持つようになるため」、また「わたしたちの喜びが満ちあふれるようになるため」であると語ります。この交わりとは、「御父と御子イエス・キリストとの交わり」のことです。著者は、神との交わり、キリストとの交わりを知ってほしい、また、主にある聖徒の交わりを知り、そこに加わり、その喜びを味わってほしい、そのために、命の言であるキリストについて、あなたがたに伝えるのだ、と言うのです。
私たちの主は、孤独なお方ではなく、父・子・聖霊という三位一体の愛の交わりの喜びに生きておられるお方です。私たちの教会における聖徒の交わりは、主ご自身の交わりの一部分であると言えます。また、その交わりの喜びも、この主の交わりの喜びに基づいています。私たちの主は、「交わりという喜び」に、私たちをも招いてくださるのです。