主の声に聞き従う | エレミヤ書 38章

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エレミヤ書 38章

そこで、エレミヤは言った。「いいえ、彼らに引き渡されることはありません。どうか、わたしが申し上げる主の声に聞き従ってください。必ず、首尾よくいき、あなたは生き長らえることができます。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 38章20節

主の声に聞き従う

37章で、エレミヤは牢獄に監禁されました。38章では、水溜めに投げ込まれて、泥の中に沈められるといった、さらに厳しい状況に陥ります。それは預言者自身にとってたいへんつらい現実です。

けれども、はっきりと語るべきことを語ることによって、御言葉の力をさらに深く知ることとなりました。自らが知るだけではありません。御言葉を語ることの責任と、そして、主の思いは必ず実現することを証しする必要がありました。ですから、単なる命乞いをするのではなく、その語るべき機会が失われないよう、御言葉の証しのために道が開かれることを願いつつ、エレミヤは語りました。

「主の声に聞き従ってください…」、これこそエレミヤが伝えたかったメッセージです。その内容は語る者にも聞く者にも決断が求められます。

わたしに示された主の御心をしっかりと聞き、その主の声に聞き従っていきたいと心から願います。神の言葉は決して廃れることなく語り伝えられます。人を生かす本当に必要なメッセージとして、聖書となって私たち一人ひとりに与えられています。

風間 義信(仙台教会)