主の恵みを数える | 詩編 103編2-4節

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詩編 103編2-4節

わたしの魂よ、主をたたえよ。
主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。
主はおまえの罪をことごとく赦し
病をすべて癒し
命を墓から贖いだしてくださる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 103編2-4節

主の恵みを数える

詩人は、魂の奥底から、主なる神への賛美を献げています。罪の赦しに始まり、病の癒し、そして命の贖いという、人の歩みを覆う暗闇を照らす、神の恵みへの感謝を歌います。詩人は、与えられた恵みの一つひとつを思いめぐらしながら、賛美の歌を主なる神に献げます。

新しい年を始めるにあたり、昨年の歩みを振り返ると、心残りや失敗を思い出すことがあるかもしれません。けれども、十二弟子の一人であるペトロのことを思い起こしましょう。ペトロは、弟子としての歩みを失敗しました。そのペトロが再び使徒として遣わされたのは、復活の主イエスと出会ったからです。

キリストと出会った私たちには常に新しいスタートが与えられています。使徒パウロは、「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです」と、兄弟姉妹を励まします(2コリ5章17節)。痛みをもって過去を振り返るとき、そこには同時に主イエスの慰めがあります。

罪の赦しに始まり、私たちに寄り添ってくださる主の恵みを数えて、キリストに結ばれて生きる新しい歩みを始めたいと祈ります。

長谷部 真(堺みくに教会)