マルコによる福音書 9章
霊は叫び声をあげ、ひどく引きつけさせて出て行った。その子は死んだようになったので、多くの者が、「死んでしまった」と言った。しかし、イエスが手を取って起こされると、立ち上がった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マルコによる福音書 9章26節~27節
霊は叫び声をあげ、ひどく引きつけさせて出て行った。その子は死んだようになったので、多くの者が、「死んでしまった」と言った。しかし、イエスが手を取って起こされると、立ち上がった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マルコによる福音書 9章26節~27節
2019年12月の聖書日課をまとめて表示します。
「マルコによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
岡本 惠が担当した聖書日課をまとめて表示します。
ここには「汚れた霊」、すなわち悪霊が登場します。悪霊は怒りを持っていました。なぜなら、キリストがおいでになり、自分が追い出されることが分かったからです。汚れた霊は自分の力を病気の子どもに対して用いました。そのとき、子どもは転げまわりました。そして、あたかも死んだようになったのです。
それはキリストが苦しみを与えられたためではなく、悪霊がキリストに対して反抗したからです。周りの人びとは「死んでしまった」と叫びました。しかし、そのときでさえ、キリストの癒しの手が、差し伸べられるのです。
もし、あなたが自分の前途には何もないと考えるときでも、キリストはあなたのところに来てくださいます。キリストからあまりに遠く離れ過ぎて、キリストは来てくださらない、ということはありません。ですから、あなたが深い罪を感じ、失望を味わうことがあっても、キリストの力を挫折させることはできません。キリストは、確かに、あなたを救うことがおできになります。悪霊がどのような力を振るっても、キリストはすでに勝利しておられるからです。