賢く生きる信仰者 | 箴言 13章

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箴言 13章

富んでいると見せて、無一物の者がいる。
貧乏と見せて、大きな財産を持つ者がある。
財産が自分の身代金になる者もある。
貧しい人は叱責を聞くことはない。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 箴言 13章7節~8節

賢く生きる信仰者

いつの時代でも、信仰を持っている者たちは、世の不平等や、悪事で私腹を肥やしているような者たちに対する嘆きを持ってしまうのではないでしょうか。

遺産の分配に関して主イエスに調停を願い出た人物に対して主は愚かな金持ちの譬えを話されました。「愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意したものは、いったいだれのものになるのか」(ルカ12章20節)。

今日の箇所では、財産を持つことが否定されてはいません。「財産が自分の身代金になる者もある」と言われているからです。神の前に豊かになるかどうかが問われます。自分で払える範囲の金額ならばまだなんとかなりますが、神の前に私たちの命をあがなう身代金は持ち合わせていません。しかし、主なる神は、ご自身を心から恐れる者に対して惜しみなくお与えくださいます。すべてを失ったようなところにおいて、悪どく儲けている人がいても、主を信じ砕けた心で従う者に主は御子イエスをあがないとしてお与えくださるからです。ここに信仰者の慰めと希望があります。

中山 仰(花見川伝道所)