だが、永遠の契約を立てる | エゼキエル書 16章

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エゼキエル書 16章

「だが、わたしは、お前の若い日にお前と結んだわたしの契約を思い起こし、お前に対して永遠の契約を立てる。…わたしがお前と契約を立てるとき、お前はわたしが主であることを知るようになる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エゼキエル書 16章60節、62節

だが、永遠の契約を立てる

エゼキエルは、「人の子よ、エルサレムにその忌まわしいことを知らせなさい」(2節)と命じられました。「忌まわしいこと」とは神の民の背きとその結果としての裁きです。

「わたしはお前に誓いを立てて、契約を結び、お前は、わたしのものになった」(8節)と言われる通り、イスラエルの民は神の民です。しかし、イスラエルは神の言葉に耳を傾けず、偶像の神々を神として礼拝しました。16章では、それが姦淫の不品行として描かれて、サマリアやソドムよりもいっそう堕落したと指摘されます(47節)。ついに神は「お前が行ったように、わたしもお前に対して行う」(59節)と告げて、裁きを宣告されます。

「だが」と神はおっしゃいます。「だが、わたしは、お前の若い日にお前と結んだわたしの契約を思い起こし、お前に対して永遠の契約を立てる」。罪を重ねて神を悲しませたイスラエルであっても、主は契約に固く立ち、罪の赦しをお与えくださいます。

私たちに対する神の恵みの契約に、変更はありません。きょうも、主の御前に悔い改めと主への信仰をあらわして歩みましょう。

辻 幸宏(大宮教会)